ギター初心者が『昨日は弾けたのに今日は弾けない』と感じる理由|下手になったわけではありません
ギターを練習していると、
「昨日は弾けたのに、今日は全然弾けない」
そんな日がありませんか?
昨日までスムーズにできていたコードチェンジで止まってしまったり、昨日は弾けたフレーズで何度もミスをしたり。
特にギターを始めたばかりの初心者の方ほど、
「練習しているのに下手になった?」
「昨日できたのはたまたまだった?」
「自分にはギターの才能がないのかな……」
と不安になってしまうことがあります。
ですが、心配する必要はありません。
ギターは毎日まったく同じように弾けるものではありません。
四日市市笹川にある隠れ家ギター教室でも、レッスンをしていると「前回できていたのに今日はうまくいかない」ということは珍しくありません。
今回は、ギター初心者が「昨日より弾けなくなった」と感じる理由と、そんな日にどう練習すればいいのかを解説します。
ギターの上達は毎日一直線ではありません
まず知っておいてほしいのが、ギターの上達は、
昨日より今日。
今日より明日。
と、毎日少しずつ一直線に上がっていくわけではないということです。
実際には
弾けるようになる
↓
少し調子が悪くなる
↓
また弾けるようになる
↓
以前より安定する
というように、波を繰り返しながら少しずつ上達していきます。
初心者のうちは、この「波」が特に大きく感じられます。
まだコードの形やピッキングなどの動きが完全に身についていないため、その日の状態によって演奏に差が出やすいからです。
一日うまく弾けなかったからといって、それまでの練習が無駄になったわけではありません。
理由① 昨日できた動きがまだ完全には身についていない
初心者の方によくあるのが、
「昨日初めて弾けた=もう弾けるようになった」
と思ってしまうことです。
しかし、1回成功したことと、安定してできることは別です。
例えばCからGへのコードチェンジ。
昨日10回練習して、そのうち2回きれいにできたとします。
これは大きな進歩です。
ただし、まだ身体が完全にその動きを覚えたわけではありません。
次の日には、
「指はどこだったかな?」
と、また少し考えながら押さえる状態に戻ることがあります。
そこから何度も成功と失敗を繰り返して、少しずつ考えなくても指が動くようになっていきます。
ですから「昨日できたのに今日はできない」は、上達が止まったサインではありません。
むしろ、安定して弾けるようになる途中で起こる自然なことです。
理由② 疲れや集中力でも演奏は変わります
ギターは指だけで弾いているように見えますが、実際にはかなり集中力を使います。
左手でコードを押さえながら、
右手で弦を弾く。
次のコードを考える。
リズムを聞く。
テンポに合わせる。
楽譜やTAB譜を見る。
初心者のうちは、これらを一つずつ意識しながら演奏しています。
そのため、仕事や学校のあとで疲れている日と、休日の元気な日では、同じ人でも演奏が変わることがあります。
「昨日より弾けない=技術が落ちた」
とは限りません。
単純に今日は少し疲れているだけかもしれません。
そんな日に無理をして1時間、2時間と練習する必要はありません。
5分だけギターを触って終わる日があっても大丈夫です。
練習時間については「ギターは『毎日1時間』より『毎日5分』の方が上達する?初心者が続ける練習のコツ」でも詳しく紹介しています。
理由③ 昨日より難しいことを無意識にやっている場合もあります
これは意外と気づきにくいポイントです。
例えば昨日は、
テンポ80で練習して弾けた。
今日は少し慣れたのでテンポ100で弾いている。
それなのに、
「昨日は弾けたのに今日はミスする」
と感じてしまうケースです。
実際には下手になったのではなく、昨日より難しい条件で演奏しています。
ほかにも、
コードだけを練習していた→今日は歌に合わせている
短い部分だけ練習していた→今日は曲を最初から通している
一人でゆっくり弾いていた→今日は原曲に合わせている
このように、知らないうちに練習の難易度を上げていることがあります。
テンポを落とすだけでも、意外と普通に弾けることがあります。
理由④ 苦手な部分が見えるようになったのは上達している証拠でもあります
ギターを始めたばかりの頃は、自分がどこでミスをしているのか分からないことがあります。
コードが少し遅れていても気づかない。
リズムがずれていても気づかない。
余計な弦が鳴っていても気づかない。
ところが練習を続けていくと、少しずつ耳や感覚も成長します。
すると今まで気にならなかったミスに、自分で気づけるようになります。
その結果、
「前より下手になった気がする」
と感じることがあります。
でも実際には、演奏を判断する力が以前より上がっている可能性があります。
これはかなり大切な変化です。
「できていないことが分かるようになった」
というのも、立派な上達の一つです。
調子が悪い日は最初から最後まで何度も弾かない
「今日は全然弾けない」
そんな日におすすめしたいのが、曲を最初から最後まで何度も通すのをやめることです。
例えばサビのコードチェンジだけが難しいなら、その部分だけ練習します。
4小節が難しいなら4小節だけ。
それでも難しければ2小節だけ。
さらに難しければ、コード2つの往復だけでも構いません。
できない範囲を小さくしていくと、
「ここまでは弾ける」
という場所が見つかります。
そこから少しずつ範囲を広げていけばOKです。
この練習方法については「ギター初心者は通して弾かない方が上達する?効率的な練習方法を解説」でも詳しく紹介しています。
「昨日の自分」と毎日勝負しなくても大丈夫です
ギターを練習していると、どうしても昨日の自分と比べてしまいます。
昨日より速く。
昨日よりきれいに。
昨日よりミスを少なく。
もちろん成長を確認することは大切です。
ただ、毎日の演奏だけを比較していると、調子の悪い日に必要以上に落ち込んでしまいます。
おすすめなのは、もっと長い期間で考えることです。
例えばギターを始めた1か月前と比べてみてください。
最初はコードの押さえ方すら分からなかったのに、今はCやGを押さえられる。
TAB譜の意味が分からなかったのに、今は見ながら少し弾ける。
1曲も弾けなかったのに、今はサビの一部分を弾ける。
こうして比べると、実はかなり進んでいることがあります。
それでも何週間も変化がない場合は練習方法を見直してみる
一日や二日うまく弾けない程度なら、それほど気にする必要はありません。
ただし、
「何週間練習しても同じ場所で止まる」
「毎回同じミスをする」
「何を練習すればいいのか分からなくなった」
という状態なら、一度練習方法を見直してみてもいいでしょう。
例えば難しいフレーズを毎回原曲と同じテンポで弾いているなら、テンポを落としてみる。
コードチェンジで止まるなら、曲全体ではなく苦手な2つのコードだけを往復する。
毎回曲を最初から弾いているなら、苦手な部分だけに時間を使う。
練習量を増やすより、練習する場所や方法を変えた方が改善することもあります。
「練習しているのになかなか上達しない」という方は、「ギター初心者がなかなか上達しない本当の理由とは?練習量より大切なこと」も参考にしてみてください。
レッスンでも「今日は弾けない」は普通にあります
四日市市笹川の隠れ家ギター教室でも、
「家ではもう少し弾けたんですけど……」
という声を聞くことがあります。
人前で弾く緊張もありますし、その日の体調や集中力も違います。
だから、レッスンでうまく弾けなかったとしても問題ありません。
むしろ、うまくいかなかったところを一緒に確認できるのがレッスンです。
どこで止まっているのか。
左手なのか。
右手なのか。
リズムなのか。
テンポなのか。
原因が分かれば、練習する内容も具体的になります。
隠れ家ギター教室では、決まった教材を順番に進めるのではなく、生徒さんが弾きたい曲を使いながら、その時に必要な練習を一緒に考えています。
まとめ|今日弾けなくても、練習はちゃんと積み重なっています
ギター初心者の方にとって、
「昨日できたのに今日はできない」
というのは決して珍しいことではありません。
一度できた動きがまだ安定していなかったり、その日の疲れや集中力が影響したり、知らないうちに昨日より難しいことへ挑戦していたりします。
そして、以前は気づかなかった自分のミスが分かるようになったことで「下手になった」と感じている場合もあります。
大切なのは、一日単位で上手い・下手を判断しないことです。
今日は5分だけ。
今日はコードチェンジだけ。
今日はこの2小節だけ。
そんな練習でも十分です。
できる日とできない日を繰り返しながら、少しずつ「安定して弾ける」に変わっていきます。
四日市市でこれからギターを始めたい方や、独学で練習しているけれど「この練習方法で合っているのかな?」と感じている方は、隠れ家ギター教室の体験レッスンもお気軽にご利用ください。
初心者の方でも、ギターの持ち方やピックの使い方など、最初のところから一緒に進めていきます。
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