ギター初心者はリズム感がない?テンポが合わない原因と練習方法を解説
ギターを始めたばかりの方からよく聞く悩みの一つが、
「リズム感がない気がします」
というものです。
コードはある程度押さえられるようになったのに、曲に合わせて弾くと少しずつズレてしまう。
メトロノームを使って練習しても、合っているのか分からない。
家では弾けているつもりなのに、レッスンで一緒に弾くとうまく合わない。
こうした経験が続くと、
「自分にはリズム感がないのかもしれない」
と思ってしまう方も少なくありません。
ですが、実際のレッスンを見ていると、本当にリズム感そのものが原因になっているケースはそれほど多くありません。
多くの場合は、音を出すタイミングの確認方法や、曲の中で何を聴けばいいのかが分かっていないだけです。
今回は、ギター初心者の方が「リズムが合わない」と感じる理由と、自宅でも取り組みやすい練習方法について解説します。
ギター初心者が「リズム感がない」と感じる理由
まず知っておいてほしいのは、リズム感は最初からある・ないで決まるものではないということです。
ギターを始めたばかりの頃は、
コードを押さえる
右手を動かす
次のコードを確認する
弦を間違えないようにする
曲を聴く
といった複数のことを同時に行っています。
そのため、本人はリズムを意識しているつもりでも、実際には左手のコードチェンジに意識が集中していることがあります。
次のコードを探している間に右手が止まり、そこからテンポが崩れてしまうこともよくあります。
これはリズム感が悪いというより、まだギターを弾く動作に慣れていないだけです。
コードチェンジで止まるとリズムも崩れやすい
初心者の方に特に多いのが、コードチェンジの瞬間に手が止まってしまうケースです。
例えば、
G→C→D→G
というコード進行を弾く場合、コードそのものは押さえられていても、CからDへ移動するところで一瞬考えてしまうことがあります。
この一瞬の停止が積み重なると、曲全体のテンポが崩れていきます。
本人としては、
「コードは押さえられているのに曲になるとうまくいかない」
という感覚になります。
この場合は、いきなり曲を最後まで弾こうとするよりも、コードチェンジだけを切り取って練習した方が効果的です。
例えば、
G→Cだけを繰り返す
C→Dだけを繰り返す
というように、苦手な部分だけを練習します。
コードチェンジが考えなくてもできるようになると、右手のリズムにも意識を向けやすくなります。
メトロノームに合わせているつもりでもズレる理由
リズム練習といえば、メトロノームを使う方も多いと思います。
ただし、メトロノームを鳴らしているだけでは、必ずしもリズム練習になるとは限りません。
よくあるのが、
メトロノームは鳴っている
ギターも弾いている
でも二つの音を別々に聴いている
という状態です。
大切なのは、メトロノームのクリックと自分のギターの音を「同じタイミングで鳴らす」ことです。
ピッタリ合うと、メトロノームのクリック音が少し聞こえにくくなるような感覚になることがあります。
レッスンでも、
「音が少なくなったように感じる」
と言われることがあります。
実際には音が減っているわけではありません。
メトロノームとギターのタイミングが重なることで、一つの音のように聞こえるのです。
この感覚を覚えることが、リズム練習では非常に大切です。
最初は4分音符だけで十分です
リズムが苦手だと感じている方が、最初から複雑なストロークを練習する必要はありません。
まずは4分音符だけで練習してみてください。
例えばテンポ60でメトロノームを鳴らし、
1、2、3、4
に合わせて1回ずつギターを弾きます。
最初はコードを押さえなくても大丈夫です。
弦を軽くミュートして、
ジャッ、ジャッ、ジャッ、ジャッ
と鳴らすだけでも練習になります。
このとき大切なのは、速く弾くことではありません。
クリック音とギターの音をできるだけ同じタイミングにすることです。
安定してきたら、テンポを少しずつ上げていきます。
60でできたら70。
70でできたら80。
というように進めていきます。
4分音符ができたら8分音符へ
4分音符で安定して弾けるようになったら、次は8分音符に挑戦します。
8分音符では、
1と2と3と4と
というように、1拍の中で2回音を出します。
右手は、
ダウン・アップ
ダウン・アップ
と一定に動かします。
初心者の方は、音を出すことに集中しすぎて右手の動きが止まりやすくなります。
そのため最初は、ギターを鳴らさずに右手だけ動かしても構いません。
一定のスピードで腕を上下させる感覚を身につけることが大切です。
曲に合わせると急に難しくなる理由
メトロノームでは弾けるのに、曲に合わせると急に難しくなる方も多いです。
これは珍しいことではありません。
実際の曲には、
ボーカル
ドラム
ベース
ギター
キーボード
など、たくさんの音が入っています。
その中から、自分がどの音を基準にすればいいのか分からないと、リズムを見失いやすくなります。
初心者の方には、まずドラムの音を意識して聴くことをおすすめしています。
特に、
バスドラム
スネア
ハイハット
の位置が分かると、曲のリズムを感じやすくなります。
最初からすべての楽器を聴き分ける必要はありません。
まずは、
「1、2、3、4がどこにあるか」
を探すだけでも十分です。
ベースが聞こえにくいこともあります
曲に合わせて練習していると、
「ベースがどこを弾いているのか分からない」
ということもあります。
特にスマートフォンのスピーカーでは、低音が聞き取りづらい場合があります。
そのため、ベースを頼りにリズムを取ろうとしても、そもそも音がよく聞こえていないことがあります。
可能であれば、
イヤホン
ヘッドホン
スピーカー
などを使って曲を聴いてみてください。
それだけでも、今まで聞こえていなかったベースやキックの音が聞こえることがあります。
「自分はリズム感がない」と思っていたけれど、実際には曲の音が聞き取りづらかっただけ、というケースもあります。
速い曲はテンポを落として練習する
好きな曲を弾こうとすると、原曲のテンポで練習したくなると思います。
ですが、弾けない状態で原曲に合わせ続けると、間違ったリズムのまま覚えてしまうことがあります。
そこでおすすめなのが、テンポを落として練習する方法です。
例えば原曲がテンポ160なら、最初は100や120くらいまで落としてみます。
それでも難しければ、さらに遅くして構いません。
大切なのは、
「原曲の速さで弾くこと」
ではなく、
「正しいタイミングで弾けること」
です。
正しいタイミングで弾けるようになってから、少しずつテンポを上げていけば問題ありません。
難しい部分だけを繰り返す
曲を最初から最後まで通して練習する方も多いですが、リズムを改善したい場合は部分練習も非常に重要です。
例えば、
イントロは弾ける
Aメロも弾ける
サビに入る直前だけズレる
という場合、毎回イントロから弾き直す必要はありません。
ズレる2小節だけを何度も練習した方が効率的です。
レッスンでも、
1小節
2小節
4小節
という小さな単位で練習することがあります。
短い範囲で正しく弾けるようになったら、少しずつ前後をつなげていきます。
この方法の方が、どこでズレているのかも分かりやすくなります。
自分の演奏を録音してみる
自宅での練習でおすすめなのが、自分の演奏をスマートフォンで録音することです。
弾いている最中は、
コード
右手
楽譜
次のフレーズ
など、いろいろなことを考えています。
そのため、自分がズレていることに気づきにくいことがあります。
一度録音して聴いてみると、
ここだけ速くなっている
コードチェンジの前で止まっている
サビに入ると走っている
といったことが分かる場合があります。
最初は自分の演奏を聴くのが少し恥ずかしいかもしれません。
ですが、上達にはとても役立つ方法です。
リズムが合わないからといって才能がないわけではありません
ギターを始めたばかりの方ほど、
「リズム感がない」
「音楽の才能がない」
と考えてしまいがちです。
ですが、実際には練習方法を少し変えるだけで改善することはたくさんあります。
メトロノームとギターの音を重ねる。
4分音符から始める。
速い曲はテンポを落とす。
難しい部分だけ繰り返す。
曲の中でドラムを意識して聴く。
こうした練習を続けることで、少しずつテンポを安定させる感覚が身についてきます。
最初から完璧に合わせる必要はありません。
昨日より少しズレなくなった。
前より長く一定のテンポで弾けた。
それくらいの変化でも十分な上達です。
四日市でギター初心者の方へ
隠れ家ギター教室では、ギターを初めて触る方や、独学で練習していてリズムに悩んでいる方のレッスンも行っています。
「メトロノームに合っているのか分からない」
「曲に合わせると途中でズレてしまう」
「ストロークになると急に弾けなくなる」
といった悩みも、実際に音を出しながら一緒に確認していきます。
決まった教材を順番に進めるのではなく、弾いてみたい曲や現在困っている部分に合わせてレッスン内容を考えています。
初心者の方の場合は、いきなり難しい練習をするのではなく、4分音符や簡単なコードから少しずつ進めていきます。
ギターは、一つずつできることを増やしていけば大丈夫です。
「自分はリズム感がないから無理かもしれない」
と思っている方も、まずは一度、自分がどこでズレているのかを確認してみてください。
原因が分かるだけでも、練習はかなりやりやすくなります。
四日市市でギターを始めてみたい方、独学で行き詰まっている方は、無料体験レッスンもご利用いただけます。
好きな曲を使いながら、自分のペースで少しずつギターを楽しんでいきましょう。
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