ギター初心者は毎回同じ練習をした方がいい?練習メニューを変えるタイミングを解説
ギターを練習していると、
「ゆっくりなら弾けるのに、原曲になると全然弾けない」
ということはありませんか?
これはギター初心者の方にはとてもよくあることです。
難しいフレーズが出てきたとき、「まずはテンポを落として練習しましょう」と言われることも多いと思います。
ただ、ここで意外と難しいのが、
「どれくらいテンポを落とせばいいの?」
「弾けるようになったら、どれくらいずつ速くすればいい?」
「いつ原曲のテンポに戻せばいい?」
という部分です。
三重県四日市市の隠れ家ギター教室でも、生徒さんの曲をレッスンするときには原曲よりかなりテンポを落として練習することがあります。
今回は、ギター初心者の方が曲を練習するときの「テンポの落とし方」と「原曲テンポまでの上げ方」について解説します。
ギター初心者は原曲テンポで練習しなくても大丈夫
まず最初にお伝えしたいのは、
最初から原曲のテンポで弾く必要はありません。
好きな曲を弾こうと思ったとき、ついつい原曲を流して一緒に弾きたくなります。
もちろん、それ自体は楽しい練習です。
しかし、まだ覚えていないフレーズをいきなり原曲の速さで弾こうとすると、
・左手が追いつかない
・ピッキングが間に合わない
・コードチェンジで止まる
・リズムが崩れる
・ミスしたまま先へ進んでしまう
といったことが起こりやすくなります。
速いテンポで何度も失敗するよりも、まずは自分がコントロールできる速さまで落として、正確に弾くことを優先してみましょう。
テンポは「ギリギリ弾ける速さ」ではなく「余裕を持って弾ける速さ」まで落とす
では、どこまでテンポを落とせばいいのでしょうか?
これは「BPM○○から始めれば正解」というものではありません。
曲の難易度や、その人の経験によって変わります。
目安にしてほしいのは、
ミスをしないように必死になる速さではなく、動きを確認しながら弾ける速さ
です。
例えば原曲がBPM160だったとします。
BPM140で何度もミスするのであれば、130、120、100と下げても構いません。
場合によっては80まで落としても大丈夫です。
大切なのは「原曲に近いテンポで練習した」ということではなく、正しい動きを自分でコントロールできているかどうかです。
ゆっくり弾くと自分の苦手なところが分かる
テンポを落とすメリットは、単純に弾きやすくなることだけではありません。
ゆっくり弾くことで、
「ここで指の準備が遅れている」
「この音から次の音へ移るときだけ止まっている」
「右手と左手のタイミングが合っていない」
といった細かい部分を確認しやすくなります。
速いテンポでは勢いで通過していた部分も、テンポを落とすと問題点が見えてきます。
これはコードストロークでも、単音フレーズでも、ギターソロでも同じです。
弾けないところがあるときほど、速く弾こうとするのではなく、一度ゆっくり確認してみるのがおすすめです。
まずは短い範囲だけを練習する
曲が弾けないときに、毎回イントロから最後まで通して練習する必要はありません。
例えば1か所だけ難しいフレーズがあるなら、その部分だけを繰り返します。
1小節でも構いません。
場合によっては、数音だけでも大丈夫です。
その短い範囲をゆっくり弾いて、
「これなら安定して弾ける」
という状態を作ってからテンポを上げていきます。
一曲を何度も最初から最後まで弾くよりも、苦手な数秒だけを集中して練習した方が効率がいい場合もあります。
テンポは5〜10ずつ上げてみる
ゆっくりしたテンポで安定して弾けるようになったら、少しずつテンポを上げます。
例えばBPM80から始めた場合、
80↓90↓100↓110
というように上げていきます。
難しいフレーズなら、
80↓85↓90↓95
のように5ずつでも構いません。
実際のレッスンでも、生徒さんの様子を見ながら5〜10程度ずつテンポを上げることがあります。
ここで大切なのは、必ず同じ幅で上げなければいけないわけではないということです。
簡単に弾けるところなら10上げる。
少し怪しくなってきたら5だけ上げる。
急に弾けなくなったら一度戻す。
このように調整していけば大丈夫です。
弾けなくなったらテンポを戻してOK
BPM100では弾けた。
110も弾けた。
120にしたら急に弾けなくなった。
こんなとき、
「もっと120で練習しなければ!」
と思ってしまうかもしれません。
しかし、一度110や115に戻して構いません。
テンポを下げることは後退ではありません。
正しく弾ける状態に戻して確認するための練習です。
110で安定させる。
115に上げる。
安定したら120に挑戦する。
このように少しずつ進めればOKです。
「1回弾けた」だけでテンポを上げなくてもいい
これも初心者の方に多いのですが、一度成功するとすぐテンポを上げたくなります。
もちろん上げてもいいのですが、
「たまたま1回成功した」
という可能性もあります。
同じテンポで何度か繰り返してみてください。
毎回完璧である必要はありませんが、何度弾いても大きく崩れなくなってきたら、次のテンポへ進む目安になります。
逆に、
1回成功↓テンポアップ↓失敗↓さらにテンポアップ
となってしまうと、どんどん演奏が崩れてしまいます。
速さよりも安定感を優先しましょう。
メトロノームだけで練習するのもおすすめ
原曲に合わせると、ボーカルやドラム、ベースなどさまざまな音が入っています。
楽しく練習できる反面、自分のギターが本当にリズムに合っているのか分かりにくくなることもあります。
そんなときはメトロノームだけで練習してみましょう。
一定のクリックに合わせることで、
「少し走っている」
「コードチェンジのたびに遅れている」
「難しい部分だけテンポが落ちている」
といったことに気づきやすくなります。
最初はクリックに合わせること自体が難しく感じるかもしれません。
それでも、かなりゆっくりしたテンポから始めれば大丈夫です。
原曲テンポに到達することだけが目的ではない
練習していると、
「原曲がBPM160だから160で弾かなければ」
と思ってしまいがちです。
もちろん最終的に原曲テンポで弾けたら嬉しいですよね。
ただ、例えば現在BPM100でしか弾けないフレーズが、120で安定して弾けるようになったのであれば、それも立派な上達です。
昨日より少し速く弾ける。
以前よりミスが減る。
コードチェンジがスムーズになる。
こうした小さな変化を積み重ねていけば、少しずつ原曲テンポへ近づいていきます。
最後は原曲に合わせて確認してみよう
ある程度テンポを上げられるようになったら、最後は原曲に合わせて弾いてみましょう。
メトロノームでは弾けていても、実際の曲になると意外と難しく感じることがあります。
曲にはドラムやベース、歌などが入るため、クリックだけで練習していたときとは感覚が変わります。
そこで、
ゆっくり練習
↓
メトロノームでテンポアップ
↓
原曲を遅くして合わせる
↓
少しずつ原曲テンポへ近づける
という流れがおすすめです。
いきなり「練習」から「原曲100%」へ飛ぶ必要はありません。
まとめ|速く弾くためには、まずゆっくり正確に
ギターを始めたばかりの頃は、原曲と同じ速さで弾けないと「自分は全然弾けていない」と感じるかもしれません。
でも、原曲テンポで弾けないこと自体は問題ではありません。
大切なのは、自分がコントロールできるテンポを見つけることです。
弾けないならテンポを落とす。
安定したら5〜10程度上げる。
崩れたら少し戻す。
そしてまた安定したら上げる。
この繰り返しで十分です。
速い曲ほど、焦って速く弾こうとするより、一度ゆっくり弾いた方が結果的に上達しやすいことがあります。
三重県四日市市の隠れ家ギター教室では、決まった教材を順番に進めるのではなく、生徒さんが「弾いてみたい」と思った曲を使いながらレッスンしています。
難しい曲でも、そのままの速さでいきなり弾く必要はありません。
テンポを落としたり、難しい部分だけを取り出したり、その方に合わせて練習方法を変えながら少しずつ進めていきます。
「好きな曲を弾いてみたいけれど、自分には難しそう」
「ゆっくりなら弾けるけれど、曲になるとついていけない」
という方も、ぜひ一度ギターを持って遊びに来てください。
無料体験レッスンも行っています。
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