ギター初心者はコードを全部覚える必要がある?最初は何個覚えれば曲が弾けるのか解説
ギターを始めたばかりの方から、よく聞かれることがあります。
「コードって全部覚えないといけないんですか?」
コード表を見ると、C、D、E、F、G、A、Bだけではなく、Am、Em、Dm、7、M7、sus4など、たくさんのコードが並んでいます。
初めて見る方にとっては、
「こんなに覚えるのは無理かもしれない」
と感じてしまっても不思議ではありません。
ですが、安心してください。
ギター初心者の方が、最初からコードを全部覚える必要はありません。
むしろ最初は、よく使うコードを数個覚えて、実際の曲の中で使っていく方が覚えやすいです。
今回は、三重県四日市市の初心者向けギター教室で日々レッスンしている立場から、
最初は何個くらいコードを覚えればいいのか
なぜ全部覚える必要がないのか
どんな順番で覚えればいいのか
コードを効率よく覚える方法
について分かりやすく解説します。
ギターのコードは全部で何個ある?
まず最初に知っておいてほしいのは、ギターのコードはかなりたくさんあるということです。
C、D、E、F、G、A、Bといった基本的なメジャーコードだけではありません。
たとえば、
C
Cm
C7
CM7
Cm7
Csus4
Cadd9
など、同じCを基準にしたコードだけでもいくつもの種類があります。
さらに、それぞれのコードには押さえ方が複数存在します。
つまり、
「コードを全部覚えてから曲を弾こう」
と考えてしまうと、いつまで経っても曲の練習に入れません。
ギターの場合は、学校のテストのようにすべて暗記してから使う必要はありません。
必要になったコードを、その都度覚えていけば大丈夫です。
初心者は最初に何個コードを覚えればいい?
私の場合、初心者の方にはまず、
4〜5個程度のコードから始める
ことをおすすめしています。
たとえば、
C
G
Am
Em
D
などです。
もちろん、必ずこの5個から始めなければいけないわけではありません。
大切なのは、
これから弾きたい曲の中で使われているコードを優先すること
です。
たとえば、弾きたい曲にC・G・Am・Fしか出てこないのであれば、まずはその4つだけ練習すれば十分です。
逆に、D・A・Bm・Gを中心に使う曲なら、その4つから始めても問題ありません。
「初心者だからこのコードを順番に全部覚えなければならない」
という決まりはありません。
4つのコードだけでも弾ける曲はたくさんある
意外に思われるかもしれませんが、ポップスやロックでは、4つ程度のコードを繰り返している曲もたくさんあります。
つまり、
コードを100個覚えなくても、4つ覚えるだけで1曲弾ける可能性があります。
初心者のうちは、この感覚を知ることがとても大切です。
コード表を見て、
「覚えることが多すぎる」
と考えるより、
「まずこの曲に出てくる4つだけ覚えよう」
と考えた方が、一気にハードルが下がります。
実際のレッスンでも、最初から大量のコードを覚えてもらうことはほとんどありません。
好きな曲や弾いてみたい曲を確認して、その曲に必要なコードから少しずつ覚えていきます。
コードは「暗記」より「使う」方が覚えやすい
コードを覚えるときに、
C、D、E、F、G……
とコード表だけを見ながら暗記しようとする方もいます。
もちろん、それでも覚えられます。
ですが個人的には、
実際の曲の中で使いながら覚える方がおすすめです。
たとえば、
C → G → Am → F
というコード進行が出てくる曲を練習するとします。
何度も繰り返しているうちに、
「次はG」
「この歌詞のところでAm」
というように、自然に指が動くようになってきます。
この段階になると、コードの名前を必死に暗記しなくても、手が形を覚えていきます。
ギターは知識だけではなく、身体で覚える部分も非常に大きい楽器です。
最初から難しいコードを完璧に押さえなくてもいい
初心者の方がコードを覚えるとき、最初につまずきやすいものの一つがFコードです。
Fは、人差し指で複数の弦をまとめて押さえる「セーハ」という形を使います。
そのため、
「Fが鳴らない」
「指が痛い」
「これができないと曲が弾けない」
と思ってしまう方も少なくありません。
ですが、Fコードが押さえられないからといって、ギターを続けられないわけではありません。
曲によっては簡単な押さえ方に変更することもできます。
たとえばFの場合でも、全部の弦を押さえず、必要な弦だけを使った簡略フォームを使うことがあります。
初心者のうちは、
原曲通りのフォームにこだわるより、まず曲を止まらず弾けること
を優先しても良いと思います。
その後、少しずつ通常のFコードに挑戦すれば大丈夫です。
コードを覚えるときは「1個ずつ」ではなく「2個セット」がおすすめ
コードを覚えるとき、
今日はCだけ。
明日はGだけ。
というように、一つずつ練習する方法もあります。
ですが、実際に曲を弾くためにはコードを切り替える必要があります。
そのため私は、
2つのコードをセットで練習する方法
をおすすめしています。
たとえば、
C → G → C → G
と繰り返します。
次に、
G → Am → G → Am
と練習します。
このようにすると、コードの形だけではなく、
コードチェンジ
も同時に練習できます。
曲を弾くときに難しいのは、コードそのものより「次のコードへ移る瞬間」ということも多いです。
コードチェンジが遅くても最初は問題ありません
初心者の方の中には、
「コードを押さえることはできるけど、切り替えが間に合わない」
と悩む方も多いです。
これは非常によくあることです。
最初から原曲のテンポで切り替えようとする必要はありません。
まずは、
C
↓
ゆっくり指を動かす
↓
G
というように、確実に形を作るところから始めます。
慣れてきたら少しずつスピードを上げていきます。
最初は3秒かかっていたコードチェンジが、練習を続けることで2秒、1秒と短くなっていきます。
焦らなくて大丈夫です。
コードを覚えたら「曲の一部分」で使ってみる
新しいコードを覚えたら、すぐに1曲全部を弾こうとしなくても構いません。
たとえば、
イントロだけ。
Aメロの4小節だけ。
サビの最初だけ。
というように、短い部分から練習します。
初心者の方の場合、1曲全部を一気に練習すると、覚えることが多くなりすぎることがあります。
それよりも、
「今日はサビのこの4小節」
と範囲を小さくした方が、上達を実感しやすくなります。
最初に覚えるコードは人によって違う
初心者向けのサイトや動画を見ると、
「最初に覚えるべきコード10個」
「初心者必須コード8選」
といった情報がたくさんあります。
もちろん参考になります。
ただし、全員が同じ順番で覚える必要はありません。
たとえば、
ロックを弾きたい方。
弾き語りをしたい方。
J-POPを弾きたい方。
洋楽を弾きたい方。
それぞれ必要になるコードは違います。
エレキギターの場合なら、最初は一般的なコードよりもパワーコードから始めた方が、好きな曲に早く近づけることもあります。
ですので、
「初心者だからこれを全部覚える」ではなく、「自分が弾きたい曲には何が必要か」
という考え方がおすすめです。
コード表は全部暗記するためのものではありません
コード表を見ると、大量のコードが載っています。
それを見るだけで、
「全部覚えないといけないのかな」
と思ってしまう方もいるかもしれません。
ですが、コード表は辞書のようなものだと考えてください。
国語辞典に載っている言葉を全部暗記しなくても、日本語は使えますよね。
ギターのコードも同じです。
必要になったときに、
「このコードってどう押さえるんだろう?」
と確認すれば大丈夫です。
何度も使うコードは、自然に覚えていきます。
最初は「知っているコードの数」より「使えるコードの数」
初心者の方の場合、
「20個コードを知っている」
ことよりも、
「4個のコードをスムーズに切り替えられる」
方が、実際に曲を弾く力につながります。
たとえば、
C、G、Am、F
という4つのコードを覚えたとします。
この4つを、
C → G → Am → F
と止まらずに弾けるのであれば、それだけでも曲らしく聞こえてきます。
反対に、コードを30個知っていても、毎回押さえ方を思い出すのに時間がかかってしまうと、曲としてつながりません。
ですので最初は、
コードの数を増やすより、少ないコードを実際に使えるようにすること
を意識してみてください。
ギター初心者は「全部覚えよう」としなくて大丈夫
ギターを始めたばかりの方ほど、
「ちゃんと基礎から全部覚えないと」
と考えてしまうことがあります。
ですが、ギターはもっと気軽に始めても大丈夫です。
最初は4個。
次の曲で新しいコードが1個出てきたら、そのとき覚える。
さらに別の曲で新しいコードが出てきたら、また一つ増やす。
この繰り返しで十分です。
気がついた頃には、
C、G、Am、Em、D、A、E……
と、自然に使えるコードが増えていきます。
四日市でギターを始めたい初心者の方へ
三重県四日市市笹川にある隠れ家ギター教室では、初心者の方を中心にマンツーマンでレッスンしています。
「コードを一つも知らない」
「ギターを触ったことがない」
という状態からでも大丈夫です。
固定の教材を順番に進めるのではなく、できるだけ好きな曲や弾いてみたい曲を使いながらレッスンしています。
そのため、
「まずCコードを覚えて、次にDコードを覚えて……」
と機械的に進めるのではなく、
その方が弾きたい曲に必要なコードから練習していきます。
ギターを持っていない方には貸出用ギターもありますので、体験レッスンは手ぶらでも参加できます。
「自分にも弾けるのかな?」
という方も、まずは実際にギターを触ってみてください。
まとめ
ギター初心者の方が、最初からコードを全部覚える必要はありません。
まずは、
4〜5個程度のコード
から始めれば十分です。
そして大切なのは、
コード表を全部暗記しない
弾きたい曲に必要なコードから覚える
2つのコードを組み合わせて練習する
コードチェンジはゆっくりから始める
難しいコードは簡単なフォームを使ってもいい
少ないコードでも実際の曲で使ってみる
ということです。
ギターは、全部覚えてから楽しむ楽器ではありません。
弾きたい曲を練習しながら、必要なものを少しずつ覚えていけば大丈夫です。
「コードが多すぎて自分には無理かも」
と思っている方は、まず4つだけ選んで弾いてみてください。
そこから少しずつ、ギターで弾ける曲が増えていきます。
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