ギター初心者にメトロノーム練習は必要?苦手でも続けるメリットと練習方法
- 8月13日
- 読了時間: 8分
ギターを始めたばかりの方から、
「メトロノームを使ったほうがいいですか?」
と聞かれることがあります。
結論から言うと、メトロノーム練習はできれば早い段階から取り入れたほうがいいと思います。
ただし、最初からずっとメトロノームに合わせて練習しなければいけないわけではありません。
ギターを始めたばかりの頃は、コードを押さえるだけでも大変です。
ピックを持って、右手を動かして、左手でコードを押さえて、そのうえ一定のテンポに合わせるとなると、一気にやることが増えてしまいます。
そのため、
「メトロノームに全然合わない」
「合わせようとすると逆に弾けなくなる」
というのは珍しいことではありません。
今回は、ギター初心者の方にメトロノーム練習が必要な理由と、苦手な方でも取り入れやすい練習方法について解説します。
メトロノームに合わせられないのは普通です
メトロノームを初めて使うと、
「自分にはリズム感がないのかも」
と思ってしまう方もいます。
しかし、最初からきれいにクリック音に合わせられる人のほうが少ないです。
メトロノームは、
「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ」
と一定のテンポで鳴るだけです。
曲のようにドラムやベースが入っているわけではないため、慣れていないと意外と合わせづらく感じます。
さらにギター初心者の場合は、
コードを正しく押さえる
次のコードを思い出す
ピックを落とさないようにする
右手を止めずに動かす
といったことにも意識を使っています。
そこにテンポまで加わるため、最初は合わなくて当然です。
「クリックに合わせられない=リズム感がない」
ということではありません。
メトロノーム練習の一番大きなメリット
メトロノームを使うメリットは、単純に一定のテンポで弾けるようになることだけではありません。
特に大きいのが、
自分がテンポからズレたことに気づけるようになること
です。
初心者の頃は、自分では一定のテンポで弾いているつもりでも、
難しいコードのところだけ遅くなったり、
簡単なところになると急に速くなったりすることがあります。
本人は弾くことに集中しているため、その変化になかなか気づけません。
メトロノームを使って練習すると、
「ここだけ少し速くなっているな」
「コードチェンジのところで遅れているな」
といったことが少しずつ分かるようになります。
この感覚が身につくことが、とても大切です。
コードチェンジの苦手な場所も分かりやすくなります
例えば、
G→D→Em→C
というコード進行を弾いているとします。
普通に弾いているだけでは、
「なんとなくCが苦手」
という感覚しかないかもしれません。
しかし、一定のテンポで弾いてみると、
G→Dは間に合う。
D→Emも間に合う。
でもEm→Cになると毎回少し遅れる。
というように、苦手な場所がはっきりします。
すると、
「曲全体を何度も練習する」
のではなく、
「Em→Cだけを繰り返す」
という練習ができるようになります。
練習する場所が明確になるため、結果的に効率も良くなります。
誰かと一緒に演奏するときにも重要です
一人でギターを弾いていると、自分のタイミングで多少テンポが変わっても演奏は続けられます。
しかし、バンドやセッションなどで誰かと一緒に演奏するときはそうはいきません。
ギターだけ少しずつ速くなったり遅くなったりすると、他の楽器とズレていきます。
特に、
ドラム
ベース
ギター
ボーカル
など複数人で演奏する場合、全員がある程度同じテンポを共有する必要があります。
今は一人でギターを楽しんでいる方でも、将来的に誰かと演奏する可能性はあります。
そのときにメトロノームに慣れていると、大きな助けになります。
初心者はいきなり曲に合わせなくても大丈夫です
では、どのように練習すればいいのでしょうか。
最初から好きな曲をメトロノームに合わせて最初から最後まで弾く必要はありません。
むしろ、それでは難しすぎる場合があります。
おすすめなのは、まず一つの音だけで練習することです。
例えばギターの6弦開放だけを使います。
メトロノームをテンポ60くらいに設定して、
「ピッ」
というクリック音に合わせて1回ずつ弾きます。
これだけです。
左手でコードを押さえる必要もありません。
まずは右手だけで、
クリックが鳴る瞬間と、自分が弦を弾く瞬間を合わせる練習をします。
慣れてきたら、
1拍に2回弾く8分音符にしてみてもいいでしょう。
ゆっくりしたテンポから始めましょう
メトロノーム練習でよくあるのが、
「原曲と同じテンポで練習しよう」
とすることです。
しかし、初心者の方の場合はかなり難しくなります。
原曲がテンポ120だからといって、最初から120で練習する必要はありません。
60でも70でも大丈夫です。
むしろ、
確実に弾けるテンポから始める
ことのほうが重要です。
テンポ60で弾けたら65。
65で弾けたら70。
というように少しずつ上げていくほうが、結果的には安定した演奏につながります。
クリックが聞こえなくなる感覚
メトロノーム練習を続けていると、面白い瞬間があります。
自分の音とクリック音がきれいに重なると、
クリック音が聞こえにくくなるような感覚
があります。
メトロノームが止まったわけではありません。
自分が弾いた音とクリックのタイミングがほぼ同時になるため、別々の音として感じにくくなります。
逆にズレていると、
「ピッ、ジャーン」
のように二つの音が聞こえます。
この違いが分かってくると、
「今合った」
「今少し早かった」
と自分で判断できるようになります。
ここまでくると、メトロノーム練習が少し面白くなってきます。
毎回メトロノームを使わなくても大丈夫です
ここまで読むと、
「これから全部の練習でメトロノームを使わないといけないの?」
と思うかもしれません。
そんなことはありません。
ギターは音楽を楽しむためのものです。
好きな曲を自由に弾く時間も大切です。
例えば30分練習するのであれば、
最初の5分だけメトロノームを使う。
それだけでも十分です。
毎日長時間やるよりも、短い時間でも定期的にクリックを聞くほうが感覚は身につきやすくなります。
メトロノームに合わせられないときに確認したいこと
どうしても合わないときは、テンポを下げてみてください。
それでも難しければ、コードをやめて一つの音だけにします。
それでも難しければ、ギターを弾かずにクリックに合わせて手を叩くだけでも構いません。
大切なのは、
「できない状態で何度も繰り返す」
のではなく、
できるところまで難易度を下げること
です。
これはメトロノーム練習だけでなく、ギター練習全体にも共通しています。
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「メトロノームに合わせられません」
という相談も珍しくありません。
実際に一緒に音を出してみると、
どこでテンポがズレているのか、
右手の動きに原因があるのか、
コードチェンジに時間がかかっているのか、
原因が分かることがあります。
リズム感は生まれつきだけで決まるものではありません。
練習方法を少し変えるだけでも、少しずつ安定していきます。
まとめ
メトロノーム練習は、ギター初心者の方にもおすすめです。
ただし、最初から曲を完璧に合わせる必要はありません。
一つの音をクリックに合わせるところから始めても十分です。
大切なのは、
「メトロノームに合わせられないから自分にはリズム感がない」
と決めつけないことです。
最初は誰でもズレます。
そのズレに少しずつ気づけるようになること自体が練習です。
コード練習や好きな曲の練習の中に、1日数分だけでもメトロノームを取り入れてみてください。
今まで気づかなかった自分の演奏のクセが見えてくるかもしれません。
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